
交通事故の治療で使える自賠責保険について解説します
交通事故の治療では自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)の利用が可能です。
ただ、自賠責保険という名前を耳にしたことがあっても、具体的にどのような保険なのかご存じない方もいらっしゃるはずです。
この記事では札幌の整骨院が「自賠責保険とは何か?」について解説します。
自賠責保険と任意保険の違いや、整骨院の交通事故治療の対象範囲なども解説します。
■自賠責保険とはどういうものか
自賠責保険とは「強制的な加入が義務付けられている自動車の保険」のことです。
自動車を運転していると、歩行者などの他者を事故により怪我させるかもしれません。
仮に怪我をさせてしまった場合、加害者側の懐状況が悪く「交通事故治療の費用は払えません」では、被害者側は泣き寝入りになってしまいます。
そこで被害者の救済を行うのが自賠責保険です。
自賠責保険は強制加入の保険です。
仮に交通事故の加害者が「任意保険に加入していない」「お金がない」という状況でも、自賠責保険が必要最低限の被害者救済を行う仕組みになっています。
自動車の強制加入保険であり、被害者救済のための保険。
これが自賠責保険です。
・自賠責保険と任意保険の違い
自賠責保険も保険の一種なら「自動車の任意保険と何が違うの?」と思うのではないでしょうか。
任意保険と自賠責保険は共に自動車事故で「もしも」があったときのための保険です。
ただ、自賠責保険と任意保険では3つのポイントが違っています。
まず任意保険は自賠責保険のように強制加入ではありません。
あくまで任意で加入する保険です。2つ目の違いは、自賠責保険は必要最低限の補償であるという点です。
任意保険は自賠責保険で補償しきれない損害をカバーする役目を持っています。
3つ目の違いは、交通事故の保証範囲です。
自賠責保険は交通事故で車を運転していた側の損害は補償対象外です。
救済対象はあくまで交通事故の被害者になっています。
任意保険は運転手側、物損、車両など、幅広い補償が可能です。
■整骨院で対象になる施術
整骨院での交通事故治療も保険の対象になります。
ただし、交通事故後に受けた施術が無条件かつすべて保険の対象になるわけではありません。
交通事故治療を保険適用で受けるためには、次のような条件があります。
・交通事故に関する治療であること
・医師の指示があること
自動車の保険が適用されるのは、あくまで交通事故に関する怪我・不調・痛みの治療だけです。
交通事故と関係のない不調や痛み、怪我の改善は適用範囲外になるため注意してください。
また、整骨院での交通事故治療では事前に医師の診断書の発行・指示が必要になります。
医師に事前の相談がないケースでも保険を適用してもらえる可能性はゼロではありません。
ただ、「本当に整骨院での治療が必要なのか」「その交通事故治療は妥当なのか」と揉めてしまうことが多いため、トラブル防止のためにも、基本的には医師の診断書・指示が必要になります。
■最後に
交通事故治療を受けたくても「保険適用になる?」「施術までの流れは?」「まず何をすべき?」と困ってしまう方は少なくありません。
交通事故治療や自賠責保険のことで分からないことがあれば、お気軽に当整骨院へお問い合わせください。
交通事故治療の手続きの流れから施術のことまで、当整骨院のスタッフが分かりやすく説明いたします。
交通事故治療のことなら、札幌の石渡整骨院にお任せください。